マイナンバー検定とは!?
マイナンバー検定とは、2016年1月から運用が開始されるマイナンバー制度に関する理解を深め、特定個人情報(マイナンバーを内容に含む個人情報)に関して適切な取扱いができる能力を身に付けるための検定試験のことをいいます。
以下では、このマイナンバー検定試験について解説します。
マイナンバー検定試験の概要
マイナンバー検定試験は、全日本情報学習振興協会が主催する民間の検定試験です。
この試験は最近始まったばかりで、第1回検定試験は2015年8月2日(日)に実施されました。
また、第2回目は2015年11月8日(日)、第3回目が2015年12月13日(日)となっています。
検定試験は1級から3級までの3段階があります。各級のレベルは、以下のとおりとなっています。
- 1級 官公庁の実務者レベル(試験時間2時間15分)
- 2級 官公庁の管理・指導者レベル(試験時間1時間45分)
- 3級 一般社会人レベル(試験時間1時間15分)
ちなみに、何級からでも受験することができます。また、各級の試験時間帯は重複しないので、1級と2級のように併願受験も可能となります。
受験料は1級が10,000円、2級が8,000円、3級が6,000円となっています。
全国主要都市で受験可能です。受験場所は主に各地の大学キャンパスとなります。
例えば、・・・
2015年11月に行われる第2回検定試験では、東京は東京大学、北海道は北海道大学、大阪は近畿大学など、全国主要都市の20か所の試験会場が設定されています。
マイナンバー検定試験に合格するための勉強法
現在、マイナンバー検定試験の受験申込をすると、主催者から「マイナンバー法逐条解説」 「ガイドライン」「サンプル問題集」が送付されてきます。
検定試験の問題はこれらから出題されますから、試験合格のためにはこれらの学習が必須です。
また、マイナンバー法(行政手続きにおいて特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律)自体の学習も必要です。
主催者から送付されてくる「逐条解説」を参考にしながら、マイナンバー制度の根幹を規定する法律の勉強も欠かせません。
合格ラインについては公表されていませんが、3級では正答率70%以上、2級で80%以上程度だといわれています。
なお、3級については、マークシート方式の2者択一の問題がほとんどなので、合格するのは比較的簡単です。
マイナンバー検定に合格すると
マイナンバー検定試験に合格すると、団体や企業の担当者の方は、業務においてマイナンバー制度を正しく運用する能力があることを証明できます。
また、一般個人の方の場合、ご自身のプライバシーを守ることに役立ちます。
更に、マイナンバーに関する研修会などが各地で多数開催されておりますが、マイナンバー検定試験に合格すると、そういった研修会において講師として活躍することも可能になります。