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マイナンバーと「傷病手当金」「障害年金」について

マイナンバーと傷病手当金、障害年金について

平成28年1月から運用が開始されたマイナンバー制度は、税と社会保障の効率的な運用を目的としています。

 

そのうち、マイナンバー制度の導入によって、より効率的な運用ができる手続きの1つに、傷病手当金と障害年金の併給調整があります。
以下では、これについて解説します。

傷病手当金と障害厚生年金の併給の調整とは

同一の傷病により、傷病手当金と障害厚生年金の双方の受給が可能な場合があります。
その場合には、原則として、障害厚生年金が支給され、傷病手当金は支給されません。

 

ただし、傷病手当金の支給額(1日当たりの金額)が、障害厚生年金の金額を360で割った金額を上回る場合には、その差額が支給されることになります。

 

そのため、傷病手当金の支給申請書には、障害厚生年金の支給を受けている場合にはその旨を記載し、また、その年金証書のコピーを添付書類として提出する必要があります。

虚偽の申告をした場合

しかし、傷病手当金を申請する者が、障害厚生年金を実際に受けているにもかかわらず、その事実を傷病手当金の支給申請書に記載しなかったり、また、障害厚生年金の金額が改正されているにもかかわらず、正しい金額を申請書に記載しない場合があります。

 

その場合には、本来は支給を受けることができない傷病手当金を、申請者が偽の事実を申請書を記載することによって、受給することが可能になります。

 

健康保険の保険者と年金保険の保険者は異なりますから、申請者が虚偽の申告をした場合には、それを健康保険の保険者が見抜くのは容易ではありません。

傷病手当金と障害厚生年金の併給調整はマイナンバーでどう変わるか

しかし、マイナンバー制度が導入されると、傷病手当金申請書に記載されたマイナンバーを使って、健康保険の保険者が年金支給者に対して、

 

傷病手当金申請者が、障害厚生年金を受けているのか否か、あるいは、仮に受けているとすれば、その金額はどれくらいになるかということを簡単に把握できるようになります

傷病手当金と障害厚生年金の併給調整はマイナンバーでどう変わるか

 

よって、傷病手当金申請書に障害厚生年金の受給の有無やその年金証書の添付も原則として不要になることはもちろんのことですが、申請書に虚偽の事実を記載することによって、傷病手当金を不正に受給するということも防止することができます

 

傷病手当金とは

傷病手当金とは、健康保険から給付される給付金のことです。

 

健康保険に加入しているサラリーマンの方が、病気や怪我などで会社を休み、その期間について会社から賃金を受けることができない場合に、その期間の賃金の約2/3を、健康保険から休業期間中の生活費として支給されますが、この給付金が傷病手当金となります。

障害厚生年金とは

一方、障害厚生年金とは、厚生年金の被保険者期間中に初診日(初めて病院にかかった日)があり、その初診日から一定期間経過した日において、厚生年金保険法で定める一定の障害の状態にあると認定された者に対して支給される年金のことをいいます。

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